[おすすめ クラシック音楽 ]ベートーベン  交響曲第7番

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 指揮者カルロス・クライバーについて紹介すると、
カルロス・クライバーは、名指揮者で当時ベルリン国立歌劇場音楽監督を務めていたエーリヒを父をもつ指揮者。カルロスは1950年、ブエノスアイレスで音楽を学び始めるが、父の勧めで1952年からスイスはチューリッヒの連邦工科大学に入学。しかし、その翌年にはミュンヘン・ゲルトナープラッツ劇場の無給練習指揮者になり、父の手助けで1954年にはポツダムの劇場でミレッカーのオペレッタ『ガスパローネ』を振って指揮者デビューを飾りました。この時彼は有名指揮者である父の七光りで判断される事を嫌ったのか、あるいは指揮者になる事を反対していた父エーリヒへの配慮か「カール・ケラー」という芸名を用いました。父は指揮者志望の息子に助言を与え、劇場関係者に紹介の労をとる一方、公の場で息子の音楽活動を手厳しく批判したこともあったようです。その後、デュッセルドルフチューリッヒシュトゥットガルトなどの歌劇場で第1指揮者を務め、1968年にはバイエルン国立歌劇場の指揮者となり名声を確立すしました。1973年、ウィーン国立歌劇場に『トリスタンとイゾルデ』でデビューし、翌年6月にはロンドンのロイヤル・オペラに『ばらの騎士』で、7月にはバイロイト音楽祭に『トリスタンとイゾルデ』でデビューを果たしました。1978年にはシカゴ交響楽団を指揮してアメリカデビューし、その後も世界の著名な歌劇場やオーケストラの指揮台に立ち活躍しました。
 

クライバーは大衆の視線から逃れるため公式的なインタビューをしたことはありませんでした。彼の個人的かつ独立的主義な性格は、やはり生涯独身を通しており自由な作曲活動をしたベートーベンとどこか似通う部分があります。

カルロス・クライバーの演奏するベートーベンの交響曲第7番もベートーベンが意図したハイテンポで荒々しく自由な4楽章の雰囲気をそのまま表現しているようです。なんとなく気怠い。そんな午後に、力強くて情熱的なベートーベン交響曲第7番4楽章を聴きながら襲ってくる疲労を吹き飛ばしてみてはいかがでしょうか?

 
 
カルロス・クライバーによる他の演奏、気になりますよね?
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