［おすすめ曲クラシック音楽］ドヴォルザーク　交響曲第9番’新世界’

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コーラングレまたはイングリッシュホルンという楽器をご存知ですか？私たちに慣れ親しんだホルンと言うと金色の金属楽器を思い浮かべますが、実はオーボエより少し低い音域を持ったオーボエと同族の楽器です！ドヴォルザークはこの交響曲第９番’新世界’中第２楽章でこの楽器を利用し天上の旋律を作り出しています！ドヴォルザークが交響曲第９番を通して私たちに伝えた「新世界」とは、実はアメリカの事を指しています。多民族から成されている国、全てに平等な機会が与えられている国、この曲を通して私たちはドヴォルザークを代表とした当時のヨーロッパの人々がアメリカに対して抱いた期待や希望を感じ取ることが出来ますね。

実はこの曲から私たちがアメリカを思い浮かべる要素を見つけるのは難しいです。私もこの曲を何度も聴きましたが、ドヴォルザークの美しい曲という印象を持っただけでどこにもアメリカとの関連性を探すことが出来ませんでした。だからって何でしょう。ドヴォルザークが実際にアメリカを訪れながら、そこにある自由と平等について大きな感銘を受け、それによりこの名曲が誕生したのは事実です。考えてみれば希望ほど強力な動機になり得るものはないと思います。自由と平等がある希望の国、アメリカ。その希望からドヴォルザークが書き出した彼の最後の交響曲は、100余年が経った今も私たちに大きな感動を与えてくれます。

ドヴォルザークの交響曲第9番’新世界’、気になりますよね？

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