[クラシック音楽鑑賞 ]ラベル 「マ・メール・ロワ」より「美女と野獣の対話」
ラベルのバレエ曲 「マ・メール・ロワ」より「美女と野獣の対話」です!
ストラヴィンスキーはラベルのことをスイスの時計職人のようだと表したと言われています。これはラベルの完璧に近かった管弦楽技法を見て感嘆したストラヴィンスキーがラベルに捧げた賛辞とも言える言葉でした。
ラベルのバレエ音楽「マ・メール・ロワ」もバレエに合わせて演奏される管弦楽の伴奏があります。またこの音楽は演奏会で演奏できるように管弦楽組曲も作られています。でも、元々この曲は実際は今お聴き頂いている4手のためのピアノ曲として作られました。
ラベルは1908-1910年の間にこのピアノ組曲を発表しました。この作品は友人の子供たちのための曲だったと言います。ラベルの友達である故デブスキーの娘たちは後日インタビューで、ラベルが自分たちを膝に座らせて昔話を聞かせてくれたことがいい思い出だと明らかにしています。ラベルのこのピアノ曲はこの話から始まっているのではないかと推測できますね。
計5枚からなる組曲はそれぞれの話から構成されます。眠れる森の美女、美女と野獣などの物語は、今日の私たちにもおなじみの話です。ラベルが現代でも面白く感動できる話を、はるかに以前にこれを土台にした音楽を作ったなんて、その事実だけでもすでにどんな曲なのか興味がそそられますよね?
#クラシックマネージャー #クラシック音楽 #カサドシュ #ラベル#癒しの音楽 #無料クラシック #ピアノ #ピアニスト #ラヴェル #バレエ曲