[おすすめ クラシック音楽鑑賞 ]ブラームス ピアノ協奏曲第1番
クリスティアン・ツィマーマンについて簡単に紹介すると、
1956年12月5日、ポーランド南部のザブジェ生まれ。父親はピアニストで、工場の設計部門に勤める傍らバーでピアノを弾くという生活をしていたと言います。5歳の頃父からピアノを学び、7歳からアンジェイ・ヤシンスキ(Andrzej Jasinki)に師事しました。1973年のベートーヴェン国際音楽コンクールで優勝後、1975年の第9回ショパン国際ピアノコンクールに史上最年少(18歳)で優勝、その後も着実にキャリアを重ね、現在に至っています。1999年、ショパン没後150年を記念して、ポーランド人の若手音楽家をオーディションで集め、ポーランド祝祭管弦楽団を設立し、ショパンのピアノ協奏曲公演をポーランドやアメリカ等で行いました。ショパン、ベートーヴェン、ブラームス、ドビュッシー、ラヴェル、シューベルト、ラフマニノフ等、幅広いレパートリーを有しており、ヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタイン、カルロ・マリア・ジュリーニ、小沢征爾、ピエール・ブーレーズ、サイモン・ラトル等、世界の名指揮者と共演を重ねている名実共に優れたピアニストです。
ブラームスのピアノ協奏曲のピアノパートは、高度な精神力と技巧を必要としますが、管弦楽を圧倒するというよりはそれらと対等な関係で結ばれ、有機的かつ明快な構成と古典派的な形式感を堅持しています。この壮大な作品の中でも当然ポイントとなるのは、長さ24分にも達する長い長い1楽章です!最初から最後までため息が漏れるほどの美しさと強烈さで溢れたブラームスのピアノ協奏曲第1番1楽章をレナード・バーンスタインの指揮に合わせてクリスティアン・ツィマーマンが演奏します。
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