［おすすめクラシック鑑賞］ヘンデル　オンブラ・マイ・フ（Ombra mai fu）他２曲

一日一曲クラシック音楽、クラシックマネージャーです！クラシックマネージャーがおすすめする、今日のクラシック音楽は、

チェロ奏者、モーリス・ジャンドロンが演奏するヘンデルのオペラ「セルセ」中’オンブラ・マイ・フ’、サン・サーンスの「動物の謝肉祭」より’白鳥’、シューマンの「子供の情景」より’トロイメライ’です！

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今日は３曲続けて聴けるとても幸せな日ですね。上の３曲中、原曲にチェロが使われた作品はたった一曲だけという事実、ご存知でしたか？サン・サーンスの「動物の謝肉祭」の’白鳥’はその孤高な姿態を現したチェロの美しい旋律が有名です。しかし、残りの２曲’オンブラ・マイ・フ’と’トロイメライ’はそれぞれオペラのアリアとピアノ独奏曲でチェロとは実際関係の無い曲だそうです。しかし、モーリス・ジャンドロンの演奏はそのような原曲の限界すら超えたようなとても感動的な演奏を私達に聴かせてくれますね。

チェロは人の声、特に男性の声に最も近い楽器だと言います。ヘンデルのオペラ「セルセ」中’オンブラ・マイ・フ’で、ペルシャ王が宮殿の庭の木陰の下で歌うこの曲をチェロで演奏したらどうでしょうか。チェロが歌う歌が私達により多くのことを伝えてくれるではないでしょうか。シューマンが子供達を眺めていた時のことを表現した’子供の情景’中’トロイメライ’を聴いたらどうでしょうか。チェロの旋律からは子供達を微笑みながら見守るシューマンがうっすらと描かれるような気がします。春を目前とした3月、このような美しい曲が私たちを暖めてくれますね。

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