［おすすめクラシック音楽］ボロディン弦楽四重奏団

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ボロディン弦楽四重奏団は旧ソ連邦において1945年に結成されたロシアの弦楽四重奏団。歴代メンバーの亡命や国外流出を経てなお現在、精力的に活動を続けています。ボロディン弦楽四重奏団は、1912年にブリュッセルで結成されその後ウィスコンシン州マディソンに拠点を移して活動を続けるプロ・アルテ弦楽四重奏団に次いで活動歴の長い弦楽四重奏団であり、2005年には結成60周年を迎えました。

元来はモスクワ・フィルハーモニー四重奏団と名乗っていましたが、1955年に近代ロシアの室内楽の開拓者というべき作曲家アレクサンドル・ボロディンにちなんで改名されました。ソ連の誇るピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルと長年にわたって共演を重ねてきたことも有名です。

作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチとゆかりが深く、しばしば作曲の相談を受けたりもしていました。このためショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲の録音が数多いが、メロディア・レーベルへはとりわけフランクやドビュッシーらフランス近代音楽の録音によって名声を馳せました。

現在お聴きいただいているボロディン弦楽四重奏団の演奏はピッチの正確さ、幅広いダイナミックレンジに加え密度の高いアンサンブルで整え上げていく。その情熱がそのまま音楽になって湧き上がって出てくる魅力があると言われています。ソ連音楽界の重鎮だったシリンスキー教授は「彼らは疲れを知らずに四重奏に誠実さと愛着を持って献身している。綿密かつ念入りで、作品の主題を余すところなく表現しながら作品の構造を見栄えをよくしている。この演奏の音は新鮮で鮮明ながら、ピアニッシモは美しく、濃厚で密度が高いフォルテまでダイナミックに鳴している。」と評価したと言われています。

ボロディン弦楽四重奏団の演奏、気になりますよね？

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