[おすすめ クラシック鑑賞 ]イヴァン・モラヴェッツ
チェコ出身のイヴァン・モラヴェッツは、半世紀にわたる演奏・録音活動と軽快なタッチが作り出す透明感ある美音と卓越した演奏技巧により世界的な支持を集めたピアニストです。 オーストリアのピアニストのエルナ・グリュンフェルトにピアノを学び、20歳でプラハ音楽院に入学。その後プラハ芸術アカデミーに進んでイローナ・シュチェパーノヴァー=クルゾヴァーに師事しました。
1950年代後半に、プラハにおけるリサイタルのテープが西側に流出し、その後米国の小さなレコード会社「コノワッシュール・ソサイティ」がチェコスロバキア当局と交渉して、モラヴェッツと契約を結んだのを機に、国際的な演奏活動をスタートさせました。主なリサイタルでは、チェコの作曲家の他にもモーツァルトやベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーの曲も取り上げたり、世界の主要なオーケストラと共演を重ねてモーツァルトやベートーヴェン、シューマン、フランク、ブラームス、ラヴェル、プロコフィエフらのピアノ協奏曲や協奏的作品を演奏・録音してきました。プラハでは献身的なピアノ教師としても活動し、訪問先ではしばしばマスタークラスを開催したりと精力的に活動しました。
モラヴェッツは彼を有名にしたリサイタルで当時新たなピアノ演技であると好評を受けていたボールドウィンSD10というコンサートグランドを使用したのですが、この新しい楽器を使用したことで、独特なフレージングやペダリングについて研究して美しい響きを作り出したと言われています。チェコのピアニストが演奏するフランスのピアノ曲はいかがでしょうか。しかも、新しいピアノと独特なペダリングが活用されているなんてとても楽しみですね!
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