[おすすめ クラシック鑑賞 ]ムソルグスキー 交響詩『禿山の一夜』
モデスト・ムソルグスキーについて簡単に紹介すると、
モデスト・ムソルグスキーはロシアの作曲家で、「ロシア五人組」の一人。「五人組」の中では、そのプロパガンダと民謡の伝統に忠実な姿勢をとり、ロシアの史実や現実生活を題材とした歌劇や諷刺歌曲を書きました。国民楽派の作曲家に分類され、歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』や管弦楽曲『禿山の一夜』、ピアノ組曲『展覧会の絵』などが代表作とされています。ムソルグスキーの作品は増四度を積み重ねる技法や、原色的な和声感覚、作曲素材の大胆な対比など、さしずめ印象主義音楽や表現主義音楽の前触れとなる特徴がありました。 ムソルグスキー作品の目覚しい斬新さは、20世紀半ばにショスタコーヴィチによって、作曲者の手法にあたうる限り忠実に、2つの歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』と『ホヴァーンシチナ』の管弦楽法がやり直されるまで、永らく見過ごされてきました。ま想像力に富み最も演奏される作品は、ピアノのための連作組曲『展覧会の絵』です。この作品は友人であった建築家ヴィクトル・ガルトマンの遺功をしのんで作曲された。19世紀のうちから管弦楽への編曲が試みられていたが、今日のほとんどの演奏はラヴェルの編曲である等、多くの音楽家に影響を与えてきました。
『禿山の一夜』は、長年リムスキー=コルサコフが編曲したものが広く知られてきましたが近年ムソルグスキー自身の手による原典版も知られるようになり、こちらもムソルグスキーの典型的作風を示すものとして普及しております。今お聴き頂いているのはムソルグスキーが作曲した原曲の『禿山の一夜』です。皆さんが今まで耳にしてきたものと比較しながら聴くのも一つの楽しみ方かもしれないですね!
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