［おすすめ クラシック音楽 ］ベートーベン ピアノソナタ第17番’テンペスト’
ピアノ三重奏に編曲されたベートーベンのピアノソナタ第17番’テンペスト’です！
ベートーベン、ピアノソナタはベートーベンの生涯を掛けて作曲された32曲の曲から構成されています。そのため、ベートーベンの時期によって変化する作曲スタイルを確認することができる重要な資料でもあります。この’テンペスト’は17番目に作られていおり、32曲ちょうど中間に作曲されました。この時期はベートーベンが自身の致命的な耳疾に打勝とうという意志を綴ったハイリゲンシュタットの遺書を書いた時期と一致する時期と言えます。そんな辛い時期に遺書を通じて打勝とうという抱負を見せたように、この曲からも不治の病を前に堂々としたベートーベンの意志が伺えるような気がします。
’テンペスト’という題名はシェイクスピアの喜劇’テンペスト’から出てきました。ベートーベンの弟子であるアントン・シンドラーの記録によると、このソナタをどのように演奏するべきかシンドラーが尋ねると、ベートーベンはシェイクスピアの喜劇を読んでみろと言ったそうです。勿論、言葉の真偽のほどを測ることはできませんが、題名がなぜ’テンペスト’なのかについては理解ができますね。今お聴き頂いている曲はベートーベンのピアノソナタをピアノ三重奏からバイオリン、チェロ、ピアノに変えたものです。
原曲とは違った魅力に浸ってみてください。
ベートーベンのピアノ曲、気になりますよね？
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